おはようございます。
2019年の新豆はちょっとリッチにコスタリカ産のコーヒーです。
しかもCup of Excellence Costarica2018の入賞豆になります。
まさにコーヒーのTop of Top。
ちなみにカップオブエクセレンス(COE)とは。
その年に収穫されたコーヒーの中から最高品質のものに送られる賞で
中南米を中心に各国でコンテストが行われています。
国内予選を勝ち抜き、国際審査により風味・品質に焦点を当て
ユニークで稀有なコーヒーとして評価されたわずかなコーヒーだけがCOEの称号を与えられます。
クリーンカップで雑味がなく高品質のスペシャルティーコーヒーだげが持つ特有の風味
口に含んだ質感、心地よいアロマといきいきとした酸味、甘い果物を思わせる
フレーバーを兼ね備えています。
農園風景です。
精製処理はタラスで毎年COEに入賞ロットを送り出すマイクロミル。
あたり一面のコーヒーの木たち。
いってみたいですね。
まさに天空のコーヒー農園。
栽培標高がなんと1900m!!
どんだけ〜
他の栽培エリアのウエストバレーやセントラルバレーでは考えられない高さなんです。
ここタラスは太平洋サイドの乾燥気候の影響もあり高い標高でもコーヒーが育つそうです。
ここでどうしてコーヒーは標高が高い方が良いのかざっくり説明しますね。
なんでも実がぎっしり詰まった果実は美味しいですよね。
標高が高い:厳しい環境(寒暖差が大きい)
↓
コーヒーの木が子孫を残そうと種子に養分を送る
↓
実が硬く引き締まった密度の高い豆になる。
標高が低い:楽な環境(寒暖差が小さい)
雨が多く、気温も高い
↓
種子より葉や枝に養分を送る。
↓
柔らかい密度の低い豆になる。
だから標高でグレードを分けている国があるんです。
そしてコスタリカといえばハニー製法が誕生した国。
ハニー製法とは
簡単に言うとウォッシュとナチュラルの中間。
コーヒーチェリーの果肉、表皮を大まかに取り
発酵槽を使わずに種子のまわりのミューシレージ
がついたまま乾燥させる製法です。
それにより個性的な風味のコーヒーが生まれるんです。
アロマ(コーヒーを抽出した時の香り)と
フレバ(コーヒーを口にした時の香り)は
チョコレート、キャラメルアップル、青リンゴ、核果、紅茶
蜂蜜、タフィー、バナナ、パパイヤ、ココナッツ、甘い。
酸はジューシー、りんご、レモン、白ぶどう。
他は赤ワインのような、繊細な、明るい、フルーティーゼリー
スイートドライフィニッシュ。
いくつ感じられるのか、飲みながらチャレンジしてくださいね。
最後にこの豆はゲイシャ以来の手応えがある豆でした。
どこで煎り止めしてどう表現するか?
なんども焙煎を繰り返し、経過を見張りました。
悩んだ挙句
養田コーヒーの理念でもある
「家庭でも楽しく美味しく飲めるコーヒーの提供」のように
少し個性を殺してマイルドに仕上げました。
しかし、この豆のすごいところは
味の奥行きがあるところです。
今後お客様の反応を見ながら焙煎度合いを変えても
面白いと思いました。
皆様からの感想をお待ちしております。
本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。